
Googleが5月12日に、PC向け新OS「GoogleBook」を正式発表いたしました。以前から「Aluminum OS」という開発コードネーム名でその存在が国内外のガジェットメディアで報じられていた、Android OSとChromeOSを統合した新OSです。Androidアプリとの互換性が大幅に向上したほか、Googleが展開しているAIアシスタント「Gemini」との連携機能が強化されています。

2010年よりPC・タブレット端末向けに展開されているChrome OSは、Linuxディストリビューションの一つ「Gentoo Linux」がベースとなっており、Android向けアプリはエミュレーション環境で動作していました。しかしGoogleBookでは、ベースOSがAndroidそのものに変更されたことにより、動作パフォーマンスが大幅に向上しています。

そのほか、Googleが展開しているAIアシスタント「Gemini」を活用した「Gemini Intelligence」が組み込まれたことにより、マウスポインターからGeminiを利用できる「Magic Pointer」や、ユーザーが言葉で指示するだけでオリジナルのウィジェットを作成することができる「Create My Widget」といった機能が利用可能になっています。
ベースOSがAndroidに変更されたことでスマートフォンとの連携機能もさらに強化されており、GoogleBook搭載PC上から直接スマートフォン上のアプリを操作することも可能となっています。

日本国内での展開についてはまだアナウンスされていませんが、グローバル市場ではASUS、Lenovo、HP、DellなどからGoogleBookプリインストールPCが今秋以降販売される予定です。なお、現行のAndroid OSやChromeBook・ChromeOS Flexについても、当面は新バージョンのリリース・端末の販売・サポートが継続されます。
Chromebookでは安価なエントリーモデルから高性能なハイエンドモデル(Chromebook Plus)までカバーされていましたが、GoogleBookについては生成AIとの連携機能を売りにしていることもあり、ローンチ当初は高価格帯のプレミアムモデルとして展開される方針となっているようです。将来的にAndroid OS・ChromeOSと完全に統合されるかどうかも含め、今後の展開に期待したいところです。
関連リンク
Introducing Googlebook, designed for Gemini Intelligence:Google
Googlebook:Android Developers