OpenAIのChatGPTで提供されているAIモデル「GPT-5.5 Thinking」が、2026年10月14日に提供終了となる見込みです。
一部のChatGPTユーザーに対し、GPT-5.5 Thinkingを選択した際に、同モデルが10月14日に提供終了することを知らせる案内が表示され始めています。
なお、2026年9月16日時点では、OpenAIが公開している「Model Release Notes」にはGPT-5.5 Thinkingの提供終了に関する項目は掲載されていません。そのため、現時点ではChatGPT上で先行して提供終了の案内が行われているものとみられます。
GPT-5.5は2026年4月に登場
GPT-5.5は2026年4月23日に発表されたOpenAIのAIモデルです。
コーディングやWebリサーチ、データ分析、ドキュメント・スプレッドシートの作成、コンピューター操作など、実際の作業をAIに任せる用途を重視したモデルとして登場しました。
その後、ChatGPTではGPT-5.5 Instantも提供され、従来のGPT-5.3 Instantに代わるデフォルトモデルとして展開されました。
GPT-5.5 Instantについては、回答の正確性や簡潔さ、画像理解、STEM分野の質問、Web検索などが強化されたほか、過去のチャットやファイルなどのコンテキストを利用したパーソナライズも改善されています。
後継のGPT-5.6がすでに登場
OpenAIは2026年7月9日、後継世代となる「GPT-5.6」ファミリーを正式にリリースしました。
GPT-5.6には、フラッグシップモデルの「Sol」をはじめ、「Terra」「Luna」が用意されています。
ChatGPTの対象となる有料プランではGPT-5.6 Solが利用され、InstantやMedium、Highなど、用途に応じて推論量を変更できる仕組みも導入されています。
また、FreeおよびGoユーザーではGPT-5.6 Lunaがデフォルトモデルとして提供されています。
また、OpenAIは9月3日にGPT-5.6に次ぐ新モデル「GPT-6 Astra」をリリースしています。

OpenAIは米国時間9月3日、新たなフラッグシップモデル「GPT-6 Astr…
GPT-5.3-Codex-Sparkも今週中に提供終了へ
また、OpenAIではGPT-5.5 Thinking以外の旧モデルについても整理が進んでいます。
OpenAIでCodexやChatGPTを担当するTibo氏は9月11日、Codex向けの高速コーディングモデル「GPT-5.3-Codex-Spark」を今週中に提供終了することを明らかにしました。
GPT-5.3-Codex-Sparkは2026年2月に研究プレビューとして登場したモデルで、Cerebrasの低レイテンシハードウェアを活用し、毎秒1,000トークンを超える高速な生成性能を特徴としていました。
Tibo氏は提供終了の理由について、GPT-5.3-Codex-Sparkの利用が減少していることに加え、より高性能なモデルが登場していることを挙げています。
GPT-5.3-Codex-Sparkに続いてGPT-5.5 Thinkingにも提供終了の案内が表示され始めたことで、OpenAIではGPT-5.6やGPT-6世代への移行に伴う旧モデルの整理が進んでいることがうかがえます。