Anthropicは「Claude Haiku 5.5」を正式に発表しました。
同モデルは、Claude 5.5シリーズの中で最も高速かつ低コストなモデルとして位置づけられており、従来のClaude Haiku 4.5から性能とコスト効率が大幅に改善されています。
処理性能を大幅に強化
Claude Haiku 5.5は、文章の要約や分類、データ抽出など、大量の処理を必要とする用途に最適化されたモデルです。
AIエージェントによるブラウザー操作やコーディング、ツールの利用にも対応し、Opus 5.5やSonnet 5.5と連携するサブエージェントとしての活用も想定されています。
Anthropicが公開したベンチマークでは、コンピューター操作能力を測定する「OSWorld 2.1」のオフライン評価で72.4%を記録。従来のHaiku 4.5の15.7%から大きく向上しました。
また、最大100万トークンのコンテキストウィンドウと、最大12万8,000トークンの出力に対応しています。
さらに、Haikuシリーズで初めて、タスクに応じて推論の深さを調整できる「Adaptive Thinking」を搭載しました。
API料金を最大90%引き下げ
今回のアップデートでは、API料金も大幅に見直されました。
入力プロンプトが10万トークン以下の場合、100万トークンあたりの料金は以下のとおりです。
| 項目 | Haiku 4.5 | Haiku 5.5 |
|---|---|---|
| 入力 | $1.00 | $0.10 |
| 出力 | $5.00 | $0.50 |
従来モデルと比較して、入力・出力ともに90%の大幅値下げとなります。
ただし、入力プロンプトが10万トークンを超える場合は、入力が100万トークンあたり0.50ドル、出力が2.50ドルとなります。
Anthropicによると、トークン消費量の変化も考慮した実際の運用コストは、従来モデルから平均約75%削減される見込みです。
Claude無料プランやClaude Codeでも利用可能
Claude Haiku 5.5は、ClaudeのFree、Pro、Max、Team、Enterpriseプランで利用できます。
また、Claude CodeやAnthropicのAPIに加え、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureでも提供されています。
APIで利用する場合のモデルIDは「claude-haiku-5-5」です。
高速処理と低価格を両立したHaiku 5.5は、日常的なAIアシスタントから大規模な自動化システムまで、幅広い用途での活用が期待されます。