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Codexの利用制限は何回リセットされた?特別リセットの実施履歴を振り返る。

OpenAIが提供するAIコーディングツール「Codex」では、通常の利用制限の更新とは別に、全ユーザーの利用枠を回復させる「全体リセット」や、後から任意のタイミングで使用できる「リセット券」が提供されることがあります。

2026年8月以降は、新モデルの提供や利用者数の増加、利用量の計上に関する問題、サービス障害への対応などを背景に、こうした特別リセットが繰り返し実施されてきました。

さらに10月には、CodexとChatGPT Workを対象として「今後28日間、毎日何らかの明確な改善を提供するか、フルリセットを実施する」という新たな取り組みも始まっています。

8月から10月6日までに18回のリセット・付与機会

2026年8月1日から10月6日までに確認できる、広いユーザーを対象とした主な特別リセット・リセット券の付与機会は、合計18回となりました。

内訳は、自動的に利用枠へ適用される全体リセットが13回、ユーザーが後から使用できるリセット券の付与が5回です。

対象期間全体・自動リセットリセット券合計
8月9回1回10回
9月3回4回7回
10月6日まで1回0回1回
合計13回5回18回

なお、障害などの影響を受けた一部ユーザーだけに再付与された補償分については、この数字には含めていません。

2026年8月は合計10回

8月には、新モデルの提供開始やCodexの利用者数増加に加え、利用量が想定以上に消費される問題への対応として多数のリセットが行われました。

日付内容
8月1日GPT-5.6 Lunaの効率改善などを記念してリセット
8月8日GPT-5.6 Solの提供拡大を記念してリセット
8月11日事前に予告されていた追加リセット
8月13日アクティブユーザー数1,500万人突破を記念
8月21日2,000万人突破を記念してリセット券を付与
8月24日利用量に関する問題の修正に伴いリセット
8月25日追加リセット
8月27日Codex・ChatGPT Workの利用枠を再びリセット
8月29日利用量を余分に消費していた複数の問題修正に伴いリセット
8月31日アクティブユーザー数2,500万人突破を記念

特に8月29日のリセットでは、コンテキストの圧縮やメモリ、サブエージェント、MCPなど、利用量を余分に消費する複数の問題について修正が案内されました。

8月21日に発表されたリセット券は翌日にアカウントへ反映されましたが、本記事では同一の付与として1回に数えています。

9月は7回に増加

以前は9月22日までの5件としていましたが、その後もリセットが相次いだため、9月全体では少なくとも7回の主要なリセット・付与機会を確認できます。

日付種類内容
9月3日リセット券GPT-6 Astraの展開に伴い対象ユーザーへ1回分付与
9月4日リセット券対象ユーザーへさらに1回分付与
9月7日全体リセットPlus、Pro、Businessを対象に一斉リセット
9月12日全体リセットAstraの品質問題への対応に伴う追加リセット
9月22日リセット券GPT-6 Sol/Lunaの提供開始に合わせて付与
9月26日全体リセット一時的なサービス上の問題への対応後にリセット
9月29日リセット券OpenAI DevDay 2026に合わせて追加付与

OpenAIの公式ヘルプによると、9月3日と4日には条件を満たした既存のPlus、Pro、Businessユーザーへ、それぞれリセット券が付与されました。

9月7日のリセットについてはリセット券ではなく、その場で対象アカウントの利用枠へ適用される全体リセットです。

9月22日にGPT-6記念のリセット券

9月22日にはGPT-6 SolとGPT-6 Lunaの提供に合わせ、Plus、Pro、Businessユーザーのアカウントへリセット券が追加されました。

リセット券は付与された時点では利用枠が回復せず、ユーザー自身が使用した時点で初めて対象の利用枠が回復します。

9月26日にも全体リセット

9月26日にはCodexとChatGPT Workで一時的な問題が発生した後、有料ユーザーを対象とした利用枠のリセットが実施されました。

Tibo氏はリセットの反映完了も報告しており、9月12日以来となる大規模な全体リセットとなりました。

DevDayでもリセット券を配布

9月29日に開催されたOpenAI DevDay 2026では、Codexユーザー向けに追加のリセット券が配布されました。

複数のCodexリセット追跡サービスでは、DevDay会場でSam Altman氏とTibo氏がリセット券の付与を発表し、同日にアカウントへの反映が確認されたと記録されています。

10月2日にも全体リセット

10月に入ってからも特別リセットは続いています。

10月2日には、GPT-6.1 Solの提供開始直後に大規模な利用集中が発生したことなどを受け、すべての対象有料ユーザーに対するグローバルリセットが実施されました。

Tibo氏はリセットの反映後、「Reset all propagated. Enjoy.」として完了を報告しています。

10月6日時点では、これが直近の全体リセットです。

「28日間、改善かフルリセット」の新方針

さらに注目したいのが、10月4日に発表された新しい取り組みです。

Tibo氏は、今後28日間について、

「Codex/Workユーザーの大半にとって明確な改善となるものを毎日1つ提供するか、そうでなければフルリセットを行う」

という方針を明らかにしました。

つまり、毎日リセットが行われるという意味ではありません。

新機能や性能改善が提供された日はそれが「改善」として扱われ、十分なアップデートがない場合にはフルリセットを提供するという取り組みです。

1日目はGPT-6を約50%高速化

取り組み初日となる10月5日には、サブスクリプション経由で利用するGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solについて、デフォルトの処理速度を従来より約50%高速化したと発表されました。

Codexだけでなく、ChatGPTアカウントでログインする対応サービスにも反映されます。

2日目はAuto-reviewを無料化

10月6日には、Codexの「Auto-review」がChatGPTアカウントでサインインしているユーザー向けに無料化されました。

Auto-reviewでは、メインのエージェントが実行しようとする操作を別のエージェントが確認し、リスクの高い操作やユーザーの依頼内容から外れた操作を防ぐことを目的としています。

今回の変更により、Auto-review自体はプランの利用枠を消費しなくなりました。

このため、10月5日と6日はそれぞれ改善が提供されており、「改善がなければフルリセット」という条件によるリセットは現時点では発生していません。

リセット券を使うと週間リセット日も変わる

リセット券については、OpenAI公式ヘルプで詳しい仕様が公開されています。

リセット券を使用すると、CodexとChatGPT Workで共有される対象の5時間利用枠と週間利用枠が回復します。

ただし重要なのは、週間利用枠の次回リセット日時も変更されることです。

例えば通常は金曜日に週間枠が回復するアカウントで、火曜日にリセット券を使用した場合、次回の週間リセットは翌週火曜日前後になります。

元々予定されていた金曜日にも再び回復する、という仕組みではありません。

そのため、リセット券は利用枠が十分残っている時点で急いで使うよりも、週間枠や5時間枠を使い切ったタイミングなど、必要な場面まで保存しておく方が有効に活用しやすいでしょう。

また、リセット券には有効期限が設定される場合があります。

今後も特別リセットは続く?

これまでの特別リセットは、新モデルの提供開始、利用者数の節目、サービス障害、利用量の計算に関する問題など、通常の利用枠更新とは異なる事情で実施されてきました。

一方で、OpenAIはリセット券についてプロモーション的に提供されるものであり、今後の付与は保証されないと案内しています。

そのため、過去に頻繁にリセットされているからといって、定期的な利用枠として計算するのは避けた方がよいでしょう。

ただし、10月から始まった28日間の取り組みでは「改善またはフルリセット」という明確な方針が示されています。

少なくともこの期間については、CodexやChatGPT Workの機能改善とあわせて、リセットの動向にもこれまで以上に注目することになりそうです。

特別リセットに関する情報は、OpenAIでCodexやChatGPTの開発を担当するTibo氏のXアカウントでも随時案内されています。

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