8月3日にポケモンカード(ポケカ)公式が以前から実装を検討していたマイナンバーカードによる本人確認を実装したことを発表しました。
詳しい内容については下記のリンクを参照してください。当記事内では本題と逸脱するので、言及を避けます。
【重要】プレイヤーズクラブへの本人認証システムの導入について日頃よりポケモンカー…
今回はその仕組みとマイナンバーカードについてお話ししたいと思います。
本人確認の仕組み
まず、今回ポケカが採用した、デジタル認証アプリを使う本人認証についてですが、NFCによるマイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォン(iOS 16.0以降またはAndroid 11以降)と利用者証明用電子証明書の暗証番号と、券面事項入力補助用の暗証番号(いずれも数字4桁)が必須となります。

マイナンバーカードには交通系ICカードと同様にICチップが搭載されており、それをスマートフォンに内蔵されたNFC読み取り部で読み込むという仕組みです。

また、サイトやアプリ、サービスなどにもよりますが、マイナンバーカード券面と顔写真を撮影して、本人確認をする方法もあります。(この方法は、NFC非対応スマートフォンでもできます。)
この方法の良い点
マイナンバーカードを使った本人確認の方法ですが、転売対策としては非常に効果的です。
本人である以上、まず証明はできるので、安心して各種サービスやアプリを使ったり、ショッピングすることができます。
転売対策としてはとても有効で、1人につき1つの本人認証済みアカウントに制限するような仕組みと組み合わせれば、複数アカウントを利用した応募などへの対策としても効果が期待できます。
この方法の悪い点
さて、良い点を語ってきたので、悪い点も。
まず1つは「マイナンバーカードを紛失したら面倒」だという点。マイナンバーカードは現在、マイナ保険証やマイナ免許証といった様々な機能を内包している為、マイナンバーカードを紛失すると、カードを必要とする本人確認サービスが一時的に利用できなくなる可能性があります。紛失時には、24時間365日対応の窓口へ連絡してカード機能を一時停止できます。
もう1つはスマートフォン側がNFCに対応している点が必須という点です。対応機種・OSについてはデジタル認証アプリの動作環境を確認してください。
説明書を見たり、端末のサポートページを見たり、ドコモショップやauショップ、ソフトバンクショップに行って聞くことで確認することはできるでしょうが、Androidユーザーの方は特に大変だと思います。(最近の機種はNFCに対応している場合が多いので、非対応は基本的にはありえないと思いますけどね)
なお、交通系ICカードとマイナンバーカードはいずれもNFCを利用しますが、通信方式は異なります。マイナンバーカードではISO/IEC 14443 Type Bが使われる一方、Suicaなどの交通系ICカードではFeliCa(NFC-F)が使われています。そのため、Suicaを読み取れるスマートフォンだからといって、必ずしもマイナンバーカードを読み取れるとは限りません。対応機種については公式の対応端末一覧を確認するのが確実です。
なお、マイナンバーカードを読み取るのに使うのはNFC Type Bですが、交通系ICカードを読み取るのに使うのはNFC Type F(Felica)なので、Felicaに対応しているからと言って、マイナンバーカードの読み取りに対応しているとは限りません。
まとめ
マイナンバーカードによる本人確認はあくまで個人的な所感ですが、カメラを使ってカード券面と顔写真を撮影する方式が圧倒的に多いような気がします。(コロナ前にPayPayで自分もやった記憶があり、面倒だった経験あり…。)
NFCを使った方式のほうが圧倒的に楽で、普及してほしいと思っているのですが、こればっかりは各種サービスの運営元にかかっているので、私があれこれ言える立場ではないと思いますね。
Nintendo Switch 2の多言語版でも今年の6月にNintendo Storeで買い占めが起きたりしましたが、こういった事案もマイナンバーカードによる本人確認が必須になれば防げるんじゃないかと考えています。
マイナンバーカードとオンライン本人確認システムであるeKYCの登場で、転売対策に対しても活用できる場面が今後増えることを祈っています。転売も買い占めも上述のSwitch 2の件に限らず、ゲーム以外でも頻出している問題です。
我々、消費者にできることは買い占めや転売された商品を買わないこともそうですが、しっかりと本人確認を済ませた上で購入できるのが理想ですよね。
消費者にとって息苦しいのではなく、平等に行き渡るそんな誰もが幸せになれる仕組みが普及する未来を私は密かに願っています。
