
今年の3月からLuminous Core向けテーマ「Node」の開発を続けて半年が経過しました。
最初はGoogle AI Studioでモックアップを作り、Google AntiGravityやVisual Studio Code(以下VS Code)を使っての開発をしていましたが、不便な点も多く、試行錯誤を繰り返していました。
今回は、バイブコーディングの過程でお世話になったコードエディター「Cursor」を紹介します。
Cursorとは?
CursorはAnysphereによって開発されたAI機能を統合したコードエディターで、VS Codeからフォークされました。
無料のHobbyプランでも、利用回数に制限はあるものの、AIエージェントやCursor独自のコーディングモデル「Composer」を利用できます。2026年5月には、Moonshot AIの「Kimi K2.5」を基盤とした「Composer 2.5」が登場しています。
また、2026年8月14日には、CursorがSpaceXによって買収されたことが発表されました。これに先立ち、同年4月にはSpaceXAIとのAIモデル開発に関する提携が発表されており、今後の独自モデルの開発やGrokとの連携にも注目が集まります。
料金プラン
Cursorには無料のHobbyプランのほか、個人向けにPro(月額$20)、Pro+(月額$60)、Ultra(月額$200)が用意されています。
また、チーム向けのTeams Standardは1ユーザーあたり月額40ドル、Teams Premiumは同120ドルで提供されており、大規模な組織向けにはカスタム価格のEnterpriseプランも用意されています。
注意したい点料金は米ドル建ての月額料金です。表示価格に消費税は含まれておらず、実際の請求額は為替レート、クレジットカードの海外事務手数料、適用される税金によって異なります。
Cursor Proで使えるAIモデル
Cursor Proは、OpenAIのGPTシリーズ、AnthropicのClaudeシリーズ、GoogleのGeminiシリーズなど、複数の企業が開発したAIモデルを1つのコードエディターから利用できる点が特徴です。
2026年9月22日時点で、Cursor Proから利用できる主なモデルは以下のとおりです。
| 開発元 | 主な対応モデル |
|---|---|
| OpenAI | GPT-5.6 Luna / Terra / Sol |
| Anthropic | Claude Sonnet 5 / Opus 5 / Fable 5.1 |
| Gemini 3.8 Flash / Gemini 3.1 Pro | |
| Cursor・SpaceXAI | Grok 4.7 / Grok 4.6 / Grok 4.5 |
| Cursor | Composer 2.5 |
Cursor ProのAIモデルには利用制限がある
Cursor Proでは、各モデルを無制限に利用できるわけではありません。
AIモデルの利用枠は、以下の2種類に分かれています。
- Cursor Models:Grok 4.7、Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5が対象。
- Other Models:OpenAI、Anthropic、Googleなどが提供する外部モデルが対象。
Cursor Proでは、Cursor ModelsとOther Modelsにそれぞれ独立した月間利用枠が設けられています。
利用枠は毎月の請求サイクルに合わせてリセットされ、使用するモデルや入出力トークン数によって消費量が変わります。
利用枠を超過した場合は、上位プランへの変更や追加の従量課金によって利用を継続できます。追加課金を有効にする場合は、利用料金に注意が必要です。
注意なお、独自のOpenAI APIキーを利用する場合、Cursorのローカル環境におけるChat・Agent機能などに利用範囲が限定されます。Cursor TabやAuto、クラウドエージェントなどには利用できず、API利用料金も別途発生します。
OpenAIとの提携終了について
2026年8月28日、OpenAIはSpaceXによるCursorの買収を受け、CursorへのOpenAIモデル提供契約を終了する意向を発表しました。
OpenAIは同年11月12日を移行期間の終了日として提案しています。ただし、Cursor側の判断によっては、それ以前に提供が終了する可能性もあり、正式な終了日は両社間で確定次第、案内される予定です。
ただし、提携終了後もCursor上でOpenAIのモデルが一切利用できなくなるわけではありません。
OpenAIは、開発者自身のAPIキーを利用する方法や、Cursorに対応したCodex IDE拡張機能を通じて、引き続き同社のモデルを利用できることを案内しています。
Cursorが人気を集めている理由

Cursorが人気を集めている理由は、使い慣れたコードエディターの操作性と、AIによる高度な開発支援を両立している点にあります。
VS Codeをベースとしているため、従来の開発環境から移行しやすく、AIエージェントを活用することで、自然言語による指示からコードの生成・修正、複数ファイルにまたがる編集まで行えます。
また、OpenAIのGPT、AnthropicのClaude、GoogleのGeminiなど、複数のAIモデルを用途に応じて使い分けられる点も特徴です。
AIエージェントやコードの自動補完、インライン編集といった機能がコードエディターに統合されているため、複数のツールを頻繁に切り替えることなく、AIによる開発支援を受けられます。
プログラミングの知識が十分でないユーザーでも、AIとの対話を通じて開発に取り組めることから、近年注目されている「バイブコーディング」とも相性の良いコードエディターとなっています。
私がCursorをおすすめしたい理由
Cursorは、本格的なプログラミング経験が少ない私でも扱いやすく、バイブコーディングを通じた開発を支えてくれるコードエディターです。
「文脈理解型の自動補完」(Cursor Tab)機能や、ショートカットキーを押して自然言語で指示するだけで、その場でコードの生成やリファクタリングを行えるインライン編集機能も非常に便利です。
私自身、Luminous Core向けテーマ「Node」の開発を通じて、AIエージェントによる開発支援の便利さを実感しました。
バイブコーディングの入門としても、現状の開発環境からの移行先としても、ぜひおすすめしたいコードエディターです。