デジタル庁は、本日2026年10月20日より「Androidのマイナンバーカード」の提供を開始しました。
これまでAndroidスマートフォンで利用できた電子証明書機能に加え、新たに「属性証明機能」が追加され、対応するスマートフォンだけで本人確認や年齢確認などが可能になります。
また、10月19日には対応機種の一覧が公開され、全567モデルのうち、201モデルが電子証明書機能と属性証明機能の両方に対応することが明らかになりました。
Androidのマイナンバーカードとは?
「Androidのマイナンバーカード」は、マイナンバーカードの機能をAndroidスマートフォンに追加し、Google ウォレットから利用できるサービスです。
従来の「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」を刷新するもので、これまで利用できた以下の機能を引き続き利用できます。
- マイナポータルでの医療費・年金情報などの確認
- e-Taxによる確定申告
- 引っ越しなどのオンライン行政手続き
- コンビニでの住民票の写しや印鑑登録証明書の取得
さらに、新しい属性証明機能によって、対応する店舗や行政窓口などで、実物のマイナンバーカードを提示せずに本人確認や年齢確認、住所確認などを行えるようになります。
ただし、利用先のサービスや店舗側も新機能に対応している必要があります。
対応機種は全567モデル、全機能対応は201モデル
デジタル庁が公開した対応機種一覧には、合計567台が掲載されています。
このうち、電子証明書機能と属性証明機能の両方を利用できるのは201台です。
| 販売区分 | 全機能対応モデル数 |
| NTTドコモ | 42 |
| au | 47 |
| ソフトバンク | 43 |
| 楽天モバイル | 12 |
| SIMフリー・その他 | 57 |
| 合計 | 201 |
なお、販売区分ごとの集計であり、同一機種の販売形態違いが含まれるため、201種類の異なるスマートフォンを意味するものではありません。
全機能に対応する主なスマートフォン
属性証明機能にも対応する代表的なシリーズ・機種は以下のとおりです。
| メーカー | 主な対応機種 |
| Pixel 6シリーズ以降の対象モデル | |
| Samsung | Galaxy S24シリーズ以降の対象モデル |
| Sony | Xperia 1 VI以降の対象モデル |
| SHARP | AQUOS R9 pro、R10、sense10、R11 |
| FCNT | arrows Alpha2 |
| Motorola | motorola razr 60 ultra |
| OPPO | OPPO Find X9 |
| Xiaomi | Xiaomi 14Tシリーズ |
一方、Galaxy S23シリーズやXperia 1 V、AQUOS sense9などは、電子証明書機能には対応するものの、新たな属性証明機能には対応していません。
そのため、従来の電子証明書機能が使えるスマートフォンでも、必ずしも新機能を利用できるわけではない点に注意が必要です。
利用に必要な条件
Androidのマイナンバーカードを利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 対応する日本市場向けAndroidスマートフォン
- Android 12以降
- 最新のセキュリティパッチ
- 最新版のマイナアプリ
- 有効な実物のマイナンバーカード
属性証明機能については、一定のセキュリティ基準を満たすチップを搭載した端末に限定されます。
対応機種であっても、OSやセキュリティアップデートの状況によって利用できない場合があります。
Google ウォレットで利用可能に
新サービスでは、Google ウォレットにマイナンバーカードの機能を追加して利用します。
初期設定には、マイナアプリと実物のマイナンバーカードが必要です。
また、設定時には券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)や署名用暗証番号(英数字6〜16文字)などを使用します。
スマートフォンへの追加後は、対応サービスでスマートフォンを使った本人認証や情報提示が可能になります。
実物のマイナンバーカードは不要になる?
今回のサービス開始によって、実物のカードを持ち歩く必要がなくなる場面は増えると考えられます。
しかし、すべての行政手続きや民間サービスがスマートフォンのマイナンバーカードに対応しているわけではありません。
また、スマートフォンのマイナンバーカードは、現時点でマイナ免許証の代わりとして利用することはできません。
また、マイナ保険証も一部の病院ではリーダーが非対応の場合がありますので、来院前に自治体のページを確認することを推奨します。