米Anthropicは新たな自律型AIエージェント「Claude Duet」を発表しました。
Claude Duetは、ユーザーの指示を待つだけでなく、接続されたアプリケーションから必要な情報を収集し、タスクの優先順位を判断して作業を進めるAIエージェントです。
OpenAIの「Dots」やSpacexSIの「Grok Bot」など、各社が開発を進める自律型AIエージェント市場にAnthropicも本格参入することになります。
OpenAIは2026年9月29日(現地時間)、開発者向けイベント「OpenAI…
Claude Opus 5.5を搭載した自律型AIエージェント
Claude Duetは、Anthropicの高性能AIモデル「Claude Opus 5.5」を基盤として開発されています。
従来のチャット型AIとは異なり、ユーザーの業務状況を把握し、重要な情報の通知やタスクの実行を能動的に行うことが特徴です。
例えば、GmailやSlackなどのサービスと連携することで、毎朝重要なメッセージや予定をまとめたブリーフィングを作成できます。
日中も接続されたサービスを定期的に確認し、ユーザーの対応が必要と判断した場合に通知します。
さらに、会議の日程調整や資料作成、売上予測、Webアプリケーションの開発など、複数の工程を伴う作業にも対応しています。
Claude Duetには専用ブラウザを備えた仮想マシンが用意されており、ユーザーがPCやスマートフォンを閉じた後も、クラウド上で作業を継続できます。
6,000以上のコネクタやプラグインに対応
Claude Duetは「Claude Marketplace」で提供される6,000以上のコネクタやプラグインを利用できます。
GmailやSlackによるコミュニケーション管理だけでなく、Shopifyを利用したオンラインストアの管理、Stripeによる決済、Canvaを利用したマーケティング施策など、幅広い業務への活用が想定されています。
一方、AIがユーザーに代わって重要な操作を実行する場合には、安全性を確保する仕組みも導入されています。
メッセージの送信、支払い、書類への署名、情報の削除については、実行前にユーザーの承認が必要です。
また、クレジットカード番号や公的な身分証明書などの機密情報を保護する仕組みも備えています。
米国のPro・Maxユーザー向けに先行提供
Claude Duetは現在、リサーチプレビューとして提供が開始されています。
利用対象は米国のClaude ProおよびMaxプランの加入者で、利用にはウェイティングリストへの登録が必要です。
ClaudeのWeb版に加え、iOSおよびAndroid向けの専用アプリから利用できます。
追加料金は設定されていませんが、通常のClaudeと利用上限を共有するため、バックグラウンドでの情報確認や複雑なタスクの実行も利用量に含まれます。
なお、現時点で日本国内への提供時期は発表されていません。
Anthropicは、Claude Duetがまだ初期段階の製品であり、重要度の判断を誤る可能性があることも説明しています。
また、チケットの予約など個人的な用事への対応は、現時点では業務向けの機能ほど成熟していません。
