
Windows 10のサポートが2025年10月15日に終了したことに伴い、国内外のメディアでGoogleが無償公開している「ChromeOS Flex」をWindows 11に正式対応していないPCに導入することを勧める記事を比較的よく見かけるようになってきました。
ChromeOS FlexはChromeBookに搭載されているChromeOSをIntel CPU搭載Macを含む既存のPCに導入できるようにしたもので、Androidアプリの導入をサポートしていない点を除けばChromeBookに搭載されているChromeOSと同じく、ある程度古いPCでも軽快に動作・・・するのですが、LinuxなどのPC-UNIX系OSと比較すると癖が強く、PCに詳しくないユーザーが既存のWindows 10からの乗り換え先として導入した場合、逆に困った事象が発生してしまうこともあるため、この記事ではChromeOS Flexを導入する際の注意点を紹介いたします。

実は古いPCならどの機種でも問題なく動作するわけではなく、ChromeOS Flexでハードウェアの動作が保証されているのは以下のサイトに記載されている機種“のみ”となります。
認定モデルリスト:Google
このリストに掲載されていない機種でもChromeOS Flexの導入自体は可能ですが、場合によっては内蔵ワイヤレスアダプターやタッチパネル、内蔵スピーカー、WEBカメラなど一部ハードウェアが正常動作しない場合があります。

例えば初代Surface Goの場合、ChromeOS Flexを導入すると内蔵ワイヤレスアダプターがサポートされていないため、インターネットに接続して初回セットアップを完了させるために別途ChromeOSをサポートしているUSB無線LANアダプターが必要になります。
WindowsやmacOS、Linux/FreeBSDなどのPC-UNIX系OSであれば別途ドライバーを追加することも可能となっていますが、現在のChromeOS Flexではドライバーを追加インストールできないため、既存のOSを削除してChromeOS Flexをクリーンインストールする前にまずライブブート環境ですべてのハードウェアが問題なく利用可能かどうか確認することをおすすめいたします。
場合によってはChromeOS Flexを導入したことにより、逆に正常利用できなくなってしまうケースもあります。
前述の通り、Windows 10のサポート終了に伴い、ChromeOS Flexへの移行を勧める記事をよく見かけるようになりましたが、場合によっては常用できない場合もあるという説明がしっかりなされていない印象を受けるため、この点に関しては残念に感じています。
関連リンク
ChromeOS Flex:Google