
Googleは米国時間8月13日、Gemini 3.7 Flashを発表しました。
Gemini 3.7 Flashは、ソフトウェアエンジニアリング、知識労働、Web開発のワークフロー全体にわたって大幅な改善を実現しており、導入価格は、Gemini 3.6 Flashの当初価格の半額とのこと。
Gemini 3.7 Flashの性能
Gemini 3.7 Flashの性能について解説していきます。
Web開発
Web開発において、Gemini 3.7 Flashはより少ないプロンプトで、機能的なレイアウトと機能満載のアプリを生成することが可能になりました。UI生成においては、スクリーンショット、画像、あるいは完全なデザインシステムといった参照入力に基づいた、高いデザインへの準拠性と再現性を実現することができます。
推論性能
金融、法律、生命科学といった知識集約型の分野において、Gemini 3.7 FlashはGemini 3.6 Flashから推論能力と精度を向上させています。複雑な文書を処理するモデルの能力をテストするベンチマークであるGDP.pdfにおいて、Gemini 3.6 Flashを大幅に上回る性能を発揮しています(Gemini 3.7 Flash:34.0%対Gemini 3.6 Flash:22.0%)。
また、AutomationBenchにおいてもGemini 3.6 Flashを凌駕し、実際のビジネスワークフローをより効率的に完了できることを実証しています(30.4%対17.0%)。
開発者体験の向上とGemini 3.7 Flashのコストについて
Gemini 3.7 FlashはGemini 3.6 Flashに比べて開発者エクスペリエンスが向上し、タスク実行中に問題が発生した際の対応力も向上しています。
綿密に思考し、複数ステップの計画やツールの呼び出しにより、従来のFlashモデルよりも多くの労力を注ぎ込みます。また、規律ある実行により、ワークフロー全体で手動による監視ややり直しが減ります。
Gemini 3.7 Flashは2026年12月31日まで導入価格として、入力100万トークンあたり$0.75、出力100万トークンあたり$3.75で提供されます。(2027年1月1日以降は、それぞれ$1.50、$7.50となります。)
Gemini 3.7 Flashの登場で改良されたGemini Spark
Google AI Pro及びUltraプランの加入者が利用できるGemini Sparkにおいても、米国時間8月13日からGemini 3.7 Flashが利用可能になりました。
今回のアップデートにより、Google Workspaceアプリのツール利用が改善され、知識労働におけるSparkの効率性が向上し、複雑なマルチスキルワークフローの精度と出力のクオリティが向上します。
Gemini 3.7 Flashのリリース状況
Gemini 3.7 Flashは現在、以下のように展開されています。
- Google Antigravity、Google AI StudioやAndroid Studioを経由したGemini API(開発者向け)
- Gemini Enterprise Agent Platform及びGemini Enterpriseアプリ
- 対応している160か国以上のGoogle AI Pro及びUltra加入者のGeminiアプリ内のGemini Spark
情報元
Introducing Gemini 3.7 Flash(Google)