OpenAIは、AIモデル「GPT-6.1 Sol」を高速に動作させる「GPT-6.1 Sol Ultrafast」の提供を開始しました。
Ultrafastは、通常のGPT-6.1 Solと比較して、Codexで最大8倍のトークン生成速度を実現する高速推論モードです。
OpenAI API、Codex、ChatGPT Workを対象に順次展開され、高度な推論能力と応答速度の両立を目指しています。
通常版と比較して最大8倍の高速化
GPT-6.1 Solは、2026年9月29日に発表されたAIモデルで、コーディングやコンピューター操作、複雑な業務処理において、上位モデルのGPT-6 Astraに迫る性能を備えています。
今回提供が始まったUltrafastは、モデルの知能を維持しながら、推論結果の出力速度を大幅に引き上げることを目的としています。
特に、プログラムのデバッグやAIエージェントによるアプリケーション操作、リアルタイム性が求められるサービスでの活用が想定されています。
なお、最大8倍という数値はトークン生成速度の比較であり、すべての処理が8分の1の時間で完了することを保証するものではありません。
API料金は通常版の6倍に
Ultrafastは高速化の代わりに、通常版よりも高いAPI料金が設定されています。
100万トークンあたりの料金は以下のとおりです。
| 項目 | 通常版 | Ultrafast |
|---|---|---|
| 入力 | $2 | $12 |
| 出力 | $10 | $60 |
入力・出力ともに通常版の6倍となっており、上位モデルであるGPT-6 Astraの標準API料金も上回ります。
そのため、コストを重視する一般的な用途では通常版、応答速度が特に重要な用途ではUltrafastという使い分けが考えられます。
CodexとChatGPT Workでは上位プラン向けに提供
GPT-6.1 Sol Ultrafastは、OpenAI APIのほか、CodexとChatGPT Workにも展開されます。
CodexとChatGPT Workでは、月額500ドルの「ChatGPT Pro 500」、対象となる従量課金型Enterpriseプラン、クレジット制のEduプランで利用できます。
Enterprise環境では管理者による有効化が必要です。
また、Ultrafastは米国およびEUのデータレジデンシーにも対応すると案内されています。
AI開発の待ち時間短縮に期待
今回のUltrafast提供開始によって、GPT-6.1 Solの高度なコーディング能力を、より短い待ち時間で利用できるようになります。
特にCodexを使った大規模なコード修正や、複数の操作を連続して実行するAIエージェントでは、出力速度の向上が作業効率の改善につながる可能性があります。
一方、API料金は通常版の6倍となるため、速度向上によるメリットと運用コストを比較する必要があります。