Googleが提供するソフトウェア/ウェブサービスの一つに、「Google Earth」があります。
Google Earthには主に3つの提供形態があるため、初めて使う人にとっては、それぞれの違いが少し分かりにくいかもしれません。
そこで今回は、Google Earthの歴史を振り返りながら、現在提供されている各バージョンの違いを簡単に紹介します。
Google Earthの沿革
Google Earthは、もともとGoogleがゼロから開発したサービスではありません。
Googleは2004年に地理情報サービスを開発していたKeyhole, Inc.を買収し、その技術を基に、2005年6月にGoogle Earthを公開しました。
その後、星空を探索できる「Google Sky」や、海底地形や海洋に関するコンテンツを閲覧できる「Ocean in Google Earth」などの機能が追加されています。
2007年8月に公開された「Google Earth 4.2」では、Google Earth上で飛行機を操縦できる「フライトシミュレーター」が搭載されました。
キーボードとマウスのほか、ジョイスティックにも対応しており、Microsoft Flight Simulatorを簡略化したような感覚で、世界各地の上空を飛行できます。
2008年4月に公開された「Google Earth 4.3」では、Googleマップでおなじみのストリートビューが追加されました。
ストリートビューがGoogleマップで提供開始されたのは2007年5月なので、Googleマップの方が先に対応しています。
テレビ番組との関わり
テレビ東京系列では、2009年から2011年まで「空から日本を見てみよう」というテレビ番組が放送されていました。
この番組では、ヘリコプターから撮影した実写の空撮映像を中心に、日本各地の街や施設を紹介していました。
番組内の地図や航空写真には、マピオン、Bing Maps、Yahoo!、Googleマップ、goo地図など、複数の地図サービスが使用されていたとされています。
Google Earthだけを使用していた番組ではありませんが、デジタル地図や航空写真をテレビ番組で活用した、分かりやすい事例の一つといえるでしょう。
Google Earthの種類
少し話がそれましたが、ここからは現在提供されているGoogle Earthの違いを見ていきましょう。
Google Earthには、主に次の3つの提供形態があります。
Google Earth Pro
1つ目は、パソコン向けの「Google Earth Pro」です。
Google Earth Proは、Windows、macOS、Linux向けに提供されています。以前は有料ソフトでしたが、2015年に無料化され、現在は誰でも利用できます。
過去の衛星画像の表示や、距離・面積の計測、GISデータの読み込みなど、比較的高度な機能を利用できる点が特徴です。
なお、Googleは2027年6月25日から、Google Earth Proの新規ダウンロードを終了する予定です。
すでにインストールされているGoogle Earth Proについては、ダウンロード終了後も引き続き利用できると案内されています。
Google EarthのiOS・Android版
2つ目は、iPhone、iPad、Androidスマートフォンやタブレットで利用できるモバイル版です。
タッチ操作で地球を回転させたり、場所を検索したりできるため、スマートフォンやタブレットで気軽にGoogle Earthを楽しみたい人に向いています。
対応OSや端末の条件はアプリの更新によって変わる可能性があるため、利用前にApp StoreまたはGoogle Playの配信ページを確認してください。
Google Earthのウェブ版
3つ目は、ブラウザ上で動作するウェブ版です。
ソフトウェアをインストールする必要がなく、対応するブラウザからGoogle Earthへアクセスできます。
現在につながる新しいウェブ版Google Earthは、2017年4月に公開されました。
さらに2026年6月12日、Google Earthの公式Xアカウントは、ウェブ版のフライトシミュレーターを世界中のユーザーへ提供開始したと発表しました。
このフライトシミュレーターは、気軽な地球探索を目的とした試験的な機能として提供されています。
【Google Earth公式Xの投稿をここに埋め込み】
Prepare for takeoff. ✈️ Flight simulator is now available globally on web to all users. https://t.co/jV5ZW7BZeW
We've recently added many our most powerful professional desktop features to web. Elevation profiles, new import types, but there's always been one other feature… pic.twitter.com/s11NDaCx60
— Google Earth (@googleearth) June 12, 2026
Google Earthウェブ版には、Google Earthの公式ページからアクセスできます。
ダウンロード先
こちらから、各プラットフォーム向けのGoogle Earthを利用またはダウンロードできます。
GAME / APP INFO
Google Earth
Google EarthはGoogleが提供するバーチャル地球儀システムです。ウェブ、Android、iOS、PC(Google Earth Pro)に対応。高解像度衛星写真、3D地形・建物、ストリートビューで世界を探索できます。地図作成や共同編集機能、GISデータ連携、過去の画像表示など、地球上のあらゆる場所を多角的に体験・分析できるのが特徴です。
詳細を見るGoogle Earth Proでは、かつて利用開始時の認証にライセンスキーが必要でした。
現在はライセンスキーを入力する必要はなく、公式サイトからダウンロードして利用できます。
ただし、前述のとおり、Google Earth Proの新規ダウンロードは2027年6月25日から終了する予定です。
最後に
今回は、Google Earthの歴史と、現在提供されている3つの提供形態について簡単に紹介しました。
Google Earthやストリートビューの画像には、利用方法や権利表示、埋め込み方法などに関する条件があります。
そのため、今回は画像の掲載を見送り、文章を中心に紹介しました。
東京タワーや皇居などをGoogle Earth上で表示した例があれば、より分かりやすくなりますが、今回は記事の内容を簡潔にまとめることを優先しています。
Google Earthは、衛星画像、航空写真、3D地形、ストリートビューなどを組み合わせて、世界中のさまざまな場所を探索できるデジタル地球儀サービスです。
テレビ番組やYouTube動画などで、その映像を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
これは完全に余談ですが、私自身もWindows XPの時代からGoogle Earthを利用しています。
利用してきた期間だけでいえば、実はGoogle Chromeよりも長く使っているソフトだったりします。
2017年にウェブ版が登場したことで、ソフトウェアをインストールしなくても、ブラウザから手軽にGoogle Earthを楽しめるようになりました。
独自の操作性に加えて、世界中の地形や街並みを立体的に眺められる、代表的なデジタル地球儀サービスである点も、Google Earthの大きな魅力だと思います。
これまで使ったことがない人は、ぜひこの機会にGoogle Earthを試してみてください。
それでは。