NVIDIAは2026年10月23日、Java版Minecraft向けMOD「RTX Remix for Minecraft」v0.1.0をGitHubで初公開しました。技術展示を出発点とするベータ版で、リアルタイムパストレーシングに対応します。
レイトレーシングとパストレーシングの違い

従来のレイトレーシングは、光線の経路を追い、反射・屈折・影などを計算する技術です。映画や静止画CGでは、時間をかけて高品質な画像を生成できます。
リアルタイムレイトレーシングは、その計算を高速化し、ゲーム中も反射や影、間接照明などを更新する技術です。一般的なゲームでは、物体を画面上に描くラスタライズと組み合わせることも多くあります。
リアルタイムパストレーシングはレイトレーシングの一種で、光の複数回の反射を含む経路を計算し、直接光と間接光をより統一的に扱います。高いGPU性能が必要ですが、間接光を扱えるのはこの方式だけではありません。
光や影をリアルに再現
本MODはRTX Remixを活用するFabric MODです。ブロックやMob、アイテム、空、雲に対応し、たいまつの光や反射、建物内部の陰影を描画。昼夜や天候、水中でも照明が変化します。
設置・携帯できる指向性照明「Copper Beacon」や、移動経路を記録・再生するカメラ機能も搭載。設定画面で照明や素材を調整でき、F8キーでパストレーシングを切り替えられます。
対応環境
- OS: Windows 10/11(x64・ARM64)
- ゲーム: Minecraft: Java Edition 1.21.1
- GPU: GeForce RTX 30シリーズ以降
- ドライバー: NVIDIA 616.92以降
- メモリ: 16GB推奨
- ストレージ: 導入時約5GBの空き容量
導入後の使用容量は約3GB。導入時はインターネット接続と、Java版を所有するMicrosoftアカウントが必要です。RTX 20シリーズやGTXシリーズは対象外です。
インストール方法
GitHubのリリースページからZIPを取得・展開し、install.batを実行します。公式Minecraft LauncherとPrism Launcherに対応し、Java 21、Fabric、RTX Remix実行環境を自動導入します。
推奨のPrism Launcherは専用インスタンスを作り、既存のワールドや設定と分離できます。導入後は「NVIDIA RTX Remix for Minecraft」から起動します。
新バージョンの初回起動は実行環境の展開に時間がかかります。ワールドに入った直後もシェーダーをコンパイルするため、描画が落ち着くまで待ちましょう。
ベータ版の注意点
対応は1.21.1のみ。他のMODとの併用テストは限定的で、特に描画やチャンク読み込みを変更するMODとは競合する可能性があります。ショーケース外のブロックや場面では、表示不良や性能低下もあり得ます。詳細は公式導入ガイドを確認してください。
※本MODはMojang/Microsoftの公式製品ではありません。