
Microsoftは本日より、安定版Windows 11 2025 Update (Version 25H2)/2026 Update (Version 26H2)を利用しているユーザーを対象に、軽量なWinUI 3ベースに一新した新しい「フォト」アプリを順次展開開始しています。この同アプリでは、従来有償(120円)の「HEVC ビデオ拡張機能」を導入しないと視聴することができなかった「HEVC」形式の動画の再生を標準でサポートしています。
HEVC形式は別名「H.265」とも呼ばれていて、従来採用されていたH.264 AVC形式と比較すると最大25~30%動画のファイルサイズが削減されているのが特徴です。AppleのiPhoneでは既定の動画撮影用コーデックとして使われているほか、現在販売されているAndroid端末でもオプションでH.264 AVC形式から切り替えることが可能となっています。

ただし、HEVC形式に関してはライセンス周りが複雑になっている関係で、2022年10月にリリースされたWindows 11 2022 Update (Version 22H2)では前述の「HEVC ビデオ拡張機能」を無料でMicrosoft Storeから追加することが可能だったものの、数年前から有償販売に戻ってしまいました。
Windows環境で取り扱うには同拡張機能を別途購入するか、VLC media playerなどのサードパーティ製動画再生ソフトを導入する必要がありました。
新しい「フォト」アプリでは「HEVC ビデオ拡張機能」を購入していない状態でも、HEVC形式の動画をそのまま再生することが可能となっています。ただし、あくまで単体で対応しているのは同アプリのみとなるため、Windows標準ファイラーの「エクスプローラー」でサムネイル表示を行ったり、「Windows Media Player 12(Windows Media Player 従来版)」「メディア プレーヤー」などのOS標準動画再生ソフトで取り扱う場合は今まで通り、拡張機能の購入が必要になります。
なお、新しい「フォト」アプリは2026年12月までに安定版Windows 11 2025 Update/2026 Updateを導入しているユーザーに展開される予定となっており、筆者(かのあゆ)の環境ではまだ配信されていない状況です。
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