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PlayStationからディスクが消えることは受け入れられるのか?

PlayStationからディスクが消えることは受け入れられるのか?

wingzone94 この記事を書いた人 wingzone94
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auto_awesome生成されたメディアを含む

PlayStationにおけるパッケージ版のあり方

さて、PlayStationにおいてディスクメディアはどのような立ち位置にあったのでしょうか。

初代PSからPS2までは、基本的にディスクを本体に入れて、そのディスクからゲームを読み込んで遊ぶ形式でした。PS3では一部タイトルでゲームデータのインストールが必要になり、PS4以降はディスク版でも本体ストレージへのインストールが前提となりました。

ただし、FINAL FANTASY VIIのように3枚組ディスクの作品も存在し、ゲームによっては途中でゲームディスクを差し替える必要がありました。

PS3以降の一部の作品ではPS4以降のほぼ全てのソフトと同じで、インストールやアップデートが必要となります。

PS4以降はインストールを終えた後はゲームのDRM2の認証キーとしての扱いと見てまず間違いはないですね。

なお、PlayStationでも本体同梱版やプロダクトコード同梱版は存在しますが、任天堂のように、店頭で特定タイトルのダウンロードカードを買う文化はそこまで強くなかった印象があります。

任天堂はダウンロードカードをニンテンドー3DSやWii Uの時代から発売していましたが、PlayStationはXboxと同じく、プリペイドカードの販売を行い、PS3以降はチャージしてPlayStation Storeで買う方法にシフトしていったような気がします。

何故廃止するのか

PS BlogでSIEは以下のように説明しています。

お客様の購買トレンドや、エンタテインメント業界全体が物理ディスクからデジタルへと移行している状況を踏まえ、2028年1月以降にPlayStation®コンソール向けに発売されるすべての新作ゲームについて、ディスク版の生産を終了いたします。2028年1月以降に発売される新作ゲームは、PlayStation®Storeおよび販売店において、ダウンロード版のみの提供となります。すでに発売済みのタイトルや、2028年1月より前にディスク版として発売されるタイトルには影響はありません。

今回の取り組みは、デジタルメディアへの需要が物理ディスクを大きく上回るなか、お客様の利用実態や市場環境の変化を踏まえて決定したものです。本移行により、現在のお客様のゲーム購入・利用実態に沿った形で事業を展開してまいります。

確かに購買トレンドや業界全体が物理ディスクからデジタルへ移行していることはわかりますが、これらは完全ではないような気がします。

少なからず、ゲームを遊ぶ人にとっては未だにパッケージ版の方が馴染みがある人(私も年々薄らぎつつありますが、馴染み深さは圧倒的に今でもこちらです。)がいると思います。

そして何よりパッケージ版にはゲームデータをダウンロードすることなく、ディスクに記録されたデータをインストールするので、Wi-Fiやモバイルデータ通信を消費することなくゲームを短時間でインストールすることができるという明確な利点があります。

もちろん、オンラインアップデートやDay1パッチ3は最近のゲームソフトでは避けては通れないですが、少なくとも私はそれは「ゲームを快適に遊ぶ為に仕方のないことであり、マスターアップから製品版にグレードアップ(ないしはバージョンアップ)するために必要な過程」であると認識しています。

過去のPlayStationで同じようなことをしたことはあった

多くの人にとって、パッケージ版が親しまれている理由はわかったと思いますが、過去にもPlayStationでは物理メディアを廃止したことはあります。

白色モデルのPSP go本体
画像: Justin Lee from Taipei, TaiwanWhite PSP Go.jpg」 via Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0

それは「PlayStation Portable Go(通称PSP go)」です。

まず、前提としてPSP(PlayStation Portable)ではUMD4と呼ばれる独自の光ディスクが採用されていました。私もMHP2Gや遊戯王 TAG FORCE 4〜6などをUMDで持っていましたが、読み込み時に独特の駆動音があり、ソフトによっては読み込み音や待ち時間が気になることもありました。

PSP goはUMDではなく、ソフトを全てPlayStation Store(以下、PS Store)から16GBのフラッシュメモリと別売りのメモリースティックmicro5にダウンロード・インストールする方式となっていました。

しかし、PSP goはあまり私の周りはおろか、ネットでもあまり買う人はおらず、持っている人を見つけられればラッキーぐらいの結果に終わったような気がします。

私はPSP-30006を持っていたので、PSP goを買わなかったのが主な原因でしたが、PS Storeからソフトを買う習慣がなかったこと、すでにニンテンドーDSやWiiを所持していたことで買わなかったような気がします。後はフラッシュメモリ16GBは当時のゲーム機として破格だったような気がします。(当時のゲーム機として16GBの内蔵フラッシュメモリはかなり大きく感じられました。PS3はHDD搭載機でモデルによって容量が異なり、Wiiは内蔵フラッシュメモリが512MB、通常のPSPはゲーム保存用の大容量内蔵ストレージを持たず、メモリースティックがほぼ必須でした。)

最後に

2028年1月にパッケージ版を廃止するPlayStationですが、今後について語ってこの記事を締めようと思います。と言っても、未来のことなので、気持ち半分で読んでいただけると幸いです。

まず心配なのはDVDやBDの再生機能についてです。PS2は安価なDVD再生機としての側面を持っていたので、任天堂のゲーム機兼DVDプレーヤーとしての機能を持っていたパナソニック製の「Q7」と比べてもヒットしたのを覚えています。

なので、次世代PlayStationでディスクドライブや映像ディスク再生機能まで廃止される場合、UHD BDを気軽に再生できる機器の選択肢がさらに狭まる可能性があります。DVDやBD、UHD BDは黎明期から大幅に使っている人が減ったとはいえ、まだまだ使っている人は多いので、問題だと思います。さすがにいきなり切るようなことはないので、取り越し苦労であってほしいのですが。

そして、もう1つ、今後完全にPlayStation Store(PS Store)での発売に移行するなら、ゲームのダウンロード版の販路をAmazonやECサイトにも波及させること、紙のダウンロードカードでの販売を増やしてほしいですね。PS Storeで買える人は便利ですが、特に小さいお子さんがお小遣いやお年玉で買うのに、店頭でプリペイドカードを買うのではなく、ダウンロードカードを使い、コードを入力して、ダウンロード&インストールができるのが望ましいと考えています。クレジットカードも全員持っているわけではないですからね…。

今回の決定は世界中で様々な議論を呼びましたが、今後PlayStationがどうあるべきなのかはまだわかりません。ですが、PSPやPS4、PS5を持っている身としては不便を強いられるような結果にならないことを祈り、今回は筆を置かせていただきます。

脚注について
このページの脚注:6件 / 記事全体:7件ページ 6件 / 全体 7件
  1. DRMとは、デジタルコンテンツの利用権を管理する仕組みのこと。ゲームでは、正規購入や所有状態を確認するための認証方式として使われる。 ↩︎
  2. ビデオゲームの発売日(初日)や正式サービス開始時に適用される大型アップデートデータのことです ↩︎
  3. Universal Media Discの略称。ソニーが開発した光ディスクである。また、ゲーム以外にもUMD VideoやUMD Audioといったプロファイルにも対応しており、映像や音楽再生も可能。映像作品としては「FINAL FANTASY VII Advent Childern」(FF7AC)が発売されており、DVD版と同日の2005年9月14日に発売され、その後、アルティメットヒッツ版が発売され、安価な金額でFF7 ACのUMD版が購入することが可能にもなった。、 ↩︎
  4. ソニー製品や一部の携帯電話向けに開発された極小サイズの記録メディアのこと。現在では生産終了。 ↩︎
  5. 高画質化とマイクを標準搭載していたPSPの型番のこと。詳しくはこちらを参照。 ↩︎
  6. 詳しくはこちらを参照。 ↩︎

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